日中の暖かな陽気につい油断して、薄着で出かけたら、急に寒くなってブルブル…なんて経験はありませんか?
季節の変わり目や、一日の中でも気温差が激しい日は、体がその変化に追いつかず、様々な不調を感じやすくなります。もしかしたら、それは「寒暖差疲労」のサインかもしれません。
寒暖差疲労は、文字通り、寒暖差によって引き起こされる疲労のこと。体が気温の変化に対応しようと、自律神経がフル稼働し、その結果、バランスを崩してしまうことで起こります。
こんな症状が出たら要注意! あなたは大丈夫? 寒暖差疲労チェック!
- 慢性的な疲労感 – いくら寝ても疲れが取れない、だるさが抜けない
- 頭痛 – 鈍痛やズキズキとした痛み、締め付けられるような感覚
- 肩や首のこり – 肩が重く感じる、首が回らない、頭痛を伴うことも
- 睡眠の質の低下 – 寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝起きてもスッキリしない
- イライラしやすくなる -些細なことで怒りっぽくなる、落ち着かない
- 集中力の低下 – ぼーっとしてしまう、仕事や勉強に集中できない
これらの症状が一つでも当てはまったら、寒暖差疲労の可能性があります。
寒暖差疲労は、なぜ起こるの? 体の中では何が起きているの?
私たちの体には、体温を一定に保つために、陰ながら働き続けてくれている「自律神経」があります。自律神経は、体を活動モードにする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」の2つで構成されていて、状況に応じて、まるでシーソーのようにバランスを取りながら働いています。
しかし、急な気温の変化に、この自律神経は非常に敏感に反応します。例えば、寒い場所から暖かい場所へ移動したとします。体が冷えないようにと、交感神経が活発に働き、血管を収縮させて熱を逃がさないようにします。反対に、暑い場所から涼しい場所へ移動すると、今度は副交感神経が優位に働き、血管を広げて熱を放出しようとします。
このように、寒暖差が激しい環境では、自律神経は頻繁にスイッチを切り替えなければならず、その結果、自律神経が疲弊し、バランスを崩してしまいます。これが、寒暖差疲労の大きな原因です。
特に、精神障害や発達障害のある方は、感覚が敏感だったり、ストレスを感じやすかったりする傾向があるため、自律神経のバランスを崩しやすく、寒暖差疲労も起こりやすいと言われています。
寒暖差疲労に負けないために!今日からできる対策をご紹介
寒暖差疲労を予防・改善するために、次のことを意識してみましょう。
服装で上手に体温調節
外出する時は、薄手の上着やストール、カーディガンなどを活用し、こまめな体温調節を心がけましょう。朝晩の冷え込みが予想される場合は、一枚羽織るものを用意しておくと安心です。毎日の服装選びが難しいと感じる時は、天気予報をチェックして、服装の目安を参考にしたり、天気予報アプリなどを活用するのも良いでしょう。
バランスの取れた食事
体の免疫力を高め、自律神経の働きをサポートするためには、バランスの取れた食事が重要です。特に、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEは、ストレスへの抵抗力を高め、自律神経を整える効果も期待できます。
- ビタミンB群を多く含む食品:豚肉、レバー、うなぎ、マグロ、玄米、大豆製品など
- ビタミンCを多く含む食品: パプリカ、ブロッコリー、レモン、キウイフルーツ、いちごなど
- ビタミンEを多く含む食品: アーモンド、モロヘイヤ、かぼちゃ、アボカド、たらこなど
規則正しい生活リズム
自律神経の乱れを整え、質の高い睡眠をとるためには、規則正しい生活リズムを心がけることが大切です。
- 毎日決まった時間に起床・就寝する
- 朝食を必ず食べる
- 適度な運動を取り入れる
- 就寝前のスマホやパソコンの使用を控える
ストレスをため込まない
ストレスは自律神経の大敵! 趣味の時間を楽しんだり、リラックス効果のあるアロマを焚いたり、ゆっくりとお風呂に浸かったりと、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
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