発達障害を持たれている方すべてではないのですが、「ワーキングメモリ」に特性があるケースが多く見られます。

ワーキングメモリとは、日常生活のあらゆる場面で行動の目標や計画を記憶しておくために重要な脳の働きです。たとえば、次のような場面でワーキングメモリが働きます。

• 料理するときにレシピの材料や分量を覚える
• 計算をするときに数字を覚える
• 読んだ本の内容を理解する
• 洗濯などの家事をする
• 仕事をする

ワーキングメモリは、記憶の保持を前提とした「短期記憶」「長期記憶」とは異なり、業務上での切り替えがや、重要な仕事に集中して取り組む力、優先順位の把握などが主となると言えます。

ここに特性があり、苦手な事があると業務の切り替えが出来なかったり、集中して取り組むことが出来なかったりと仕事や日常生活に影響がでてきてしまいます。